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■ボードの名称確認




■区画の説明
ボードのマップにある白い線で区切られた各エリアを「区画」と呼称します。
「1区画」はその中の1つの区画を表し、「1区画移動」は、
白い線1つをまたいだ隣接区画への移動を表します。




■コマの説明
凸型をしたコマは部隊を表します。ゲーム中に区画へと置かれていきますが、
一方の軍は1区画に付き3個まで、両軍合わせて6個までしか配置できません。
(この制限は絶対です)
また、コマはゲーム上では「部隊コマ」または「コマ」と呼称します。









ルール

■ゲームの準備
・最近最も高い場所に行った人が日本軍(赤)、もう1人はロシア軍(青)担当です。

・各担当色の部隊コマを全て取って手元に置き(これをストックの部隊コマと呼称)
 その中から各3個のコマをボード上と書かれた自軍側の初期配置区画に1つづつ置く。


・青と赤のマーカーをボードの外周マス「VP START」と書かれた白いマスに置く。
 (これは点数を表し白いマスは0点を示します)
 

・緑のマーカーをボード上のタイムサークルの「0」に配置します。


・SPトークン全てをボード上のトークン置き場に置きます。
 (以後「SP獲得」の表記があった場合はこの置き場からSPトークンを取ります)



・それぞれの本営チップを     のアイコンがある本営区画に同様の絵柄の
 「本営健在」側を表にして配置します。





・それぞれ担当の軍の命令カード5枚づつを受け取り、イベントカードは
  シャッフルし裏側で山札にしてボードの横に置きます。



・最後に、日本軍担当の人がトークン置き場からSPトークンを1つ取り、
  ロシア軍担当の人がスタートプレーヤーマーカーを取りゲームを開始します。







■ゲームの流れ



以上の行程を1ラウンドとし、どちらかが勝利条件達成するまで繰り返します。

■勝利条件
・小決算時に相手の本営区画を支配したら勝利。 お互い同時に達成は引分け。
・区画命令の特殊発令「破壊」を二度実行し相手の本営を破壊したら即勝利。
・VP30点(マーカーが外周を1週する)を先に獲得したら即勝利。同時に達成は引分け。


■各行程の説明


タイムサークル上のどの面に緑マーカーがあるかチェックします。ここに書かれた「●枚戦」
という表記によって次の行程で使用するカード数が決まります。また、ここに書かれた
日にちはゲーム上特に意味はありません。(203高地の戦闘は11月27〜12月5日の行われた)




お互い前の行程で確認した枚数分の命令カードを裏側にして1番目2番目・・・といった感じに順
番にセットします。(向かい合わせに縦列にセット推奨) お互いセットが終わったら、1番目か
らカードをオープンして、その内容をスタートプレーヤマーカーを持つ人から順に処理します。
続いて2番目3番目・・・のカードも同様に処理します。
前行程でタイムサークルの内容に「低VP側+1」の記述があった場合は、その時点で外周のマー
カーが遅れている人すなわちVPが低い人は追加でカードをもう1枚セットすることが出来ます。
この追加された1枚は最後にオープンして処理され、相手のカードの影響を受けません。
VPが同点である場合はお互い追加カードのセットはありません。

また、カード効果は「可能であるなら必ず実行」になります。

セットした全てのカードを処理し終えたら、カードを手元に回収し次の行程へ。



各区画、相手より多くコマを配置している人はその区画を支配します。支配した各区画の中央
に描かれた白い旗の数字(VP)を合計し、その分だけ外周の自分の担当色のVPマーカーを進めま
す。(区画によってはVPが無いところもあります。)


配置コマが相手と同数の場合はVPを得ることはできず、マーカーは進めません。
この処理でいずれか先頭のマーカーが5・10・15・・・などの緑の外周マスに止まる、あるいは通
過した場合は、タイムサークルの緑マーカーを該当する数値の日にちに移動させます。緑マス
に同時に止まったり通過した場合も同様です。後続が緑マスに止まったり通過した場合はこの
処理はしません。常に先頭のマーカーが止まるか通過する場合にこの処理を行います。
時間の経過は常に先へ進むものとイメージして下さい。
また、他の処理で先頭のマーカーが緑マスに止まるか通過する場合も同様です。
     →     



いずれかの区画に砲撃チップが乗っていた時、それが(2)と書かれた側なら裏返しにし、
(1)と書かれた側ならボード上から取り除きます。続いて、場にイベントカードがオープンさ
れていた場合、それを山札に混ぜシャフルして山札を作り直します。


これでラウンド終了となります。






細部の説明


■交戦状態と攻撃処理の説明
同じ区画に両軍のコマが置かれた状態を「交戦状態」と呼称します。交戦状態のコマは、
移動命令やイベントカードの効果によって移動させることができなくなります。
いずれかの区画が交戦状態になっている時に攻撃命令が実行された場合「攻撃処理」を
行います。実行した側が指定した区画の自軍コマの数が「戦力」となります。戦力の数だけ
その区画の相手側のコマを撃退し手元のストックに戻させます。反撃は受けません。実行側
が一方的に攻撃する形となります。

例:日本軍2コマVSロシア軍3コマ で日本軍が攻撃命令を出した結果、
  日本軍2コマ ロシア軍1コマ がその区画に残る。 




もし、両者が同時に攻撃命令を出した場合は、「攻撃処理」は両者のコマの数がそれぞれ
戦力となり、お互いのコマを撃退しストックに戻させます。

例:日本軍2コマVSロシア軍3コマ で両軍が攻撃命令を出した結果、
  日本軍0コマ ロシア軍1コマ がその区画に残る。




■SPバーストの説明
トークン置き場からSPトークンが全て取られた瞬間にバーストが起きます。その際にお互
い獲得したSPトークンの数と同数分だけVPを獲得することになりその分だけマーカーを進め
ます。そしてお互いの手持ちのSPトークンは全てトークン置き場へと戻ります。 もしも、
置き場に最後の1個の状態で2個取る処理が行われる場合は、2つ目は無効となり、1つ目を獲
得した状態でバーストします。お互いに1個づつ取る処理だった場合は、スタートプレーヤー
マーカーを持つ人が1つ取ってバーストし2つ目は無効となります。


■イベントカードの説明
区画効果によりイベントカードを引くことがあります。その際は即座にカードに記された
効果を処理します。引いたカードはイベントカードの山の隣に表側にして置きます。この
カードはこのラウンド中は引けないことを表します。「砲撃・イベントチェック」の行程で
これらはリシャッフルされ次のラウンド以降再度引かれる可能性が出ます。


■砲撃チップの説明
区画命令で観測砲撃陣地が実行された場合、いずれかの区画に砲撃チップが置かれます。
この砲撃チップが置かれた区画は閉鎖状態となり、別区画やストックからコマを進入させる
ことや既に置かれていたコマを別の区画に移動させ脱出させることが不可となります。また
小決算時に閉鎖状態の区画のVPは加算されません。区画効果も使用不可です。閉鎖状態の区
画に対するあらゆる命令や配置が不可能となります。また、砲撃チップは本営の区画と
観測砲撃陣地の区画に置かれることはありません。


■命令カードの解説
「カードセット&処理」の行程にて命令カードの効果を処理する時は「基本効果」を使用する
か、手持ちのSPトークンを費やして「特殊発令」を使用するかを決めます。特殊発令は
複数併用はできません。1つだけ選択となります。また、特殊発令の効果に「追加で」とある
場合は、基本効果に加えてその内容を実行します。
(アイコンに記された大き目の「+」の記号はその追加属性の発令を表しています)
特殊発令に費やされたSPトークンはボード上のトークン置き場に戻されます。






■区画効果の解説
区画命令によって処理される区画効果はアイコンでボード上に記されています。
それらの各効果は以下の通りです。


スタートプレーヤーマーカーを取る。相手が持ってる場合に実行できる。
    
イベントカードを1枚引く。その場でイベントカードの効果を処理する。

1SPトークンを置き場から取ります。

 自軍の配置されているコマをストックに戻し、1SPトークンを置き場から取ります。
     1度の実行で最大3コマまで戻し3SPトークンまで取れます。交戦状態のコマでも可能。
       (砲撃チップが置かれた区画のコマは取れません)

この区画以外に置かれた相手のコマ1つを隣接区画に移動させます。本営や交戦状態の
    コマでも可能。(アイコンのEはエネミーの意味です、自軍のコマは動かせません)

前線基地を表すアイコンです。区画命令でこの効果は使用できません。
    「増援要請」でこの区画効果を利用するには区画を支配している必要があります。

観測砲撃陣地を表します。効果を実行するとこの区画と両軍の本営区画以外の
    任意の区画に砲撃チップを置きます。(2)と書かれた側を必ず表にして置いて下さい。
    既に砲撃チップがいずれかの区画に置かれていた場合は、そのチップを取って
    観測砲撃陣地の区画と本営区画以外の任意の区画に(2)側を表にして配置します。
    また、同じ区画に置きなおして(1)を(2)にすることも可能です。継続砲撃となります。
    砲撃チップの効果については前項の砲撃チップの解説を参照。





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著作/ショーナンロケッティアズ 2014