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■奥義伝承のルール■

ここでは奥義伝承のルールを説明します。

・準備編

開祖カード1枚、決闘ミニカードを1枚、奥義チップ1種づつ計3個、をそれぞれ取ります。全ての侠客カードを山札にして置きます。互いに、ある程度間隔を空けて開祖カードを配置し、その開祖カードの上に3つの奥義チップを置きます。この配置した場を【系譜】と呼称します。互いの決闘ミニカード2の数字が記されている面を表にし手前に提示しておきます。

最後に山札から侠客カードを3枚引き、表にして山札の手前に並べます。この場を【江湖】と呼称します。

ここまでで準備終了です。


・ゲームプレイ編

最近香港映画を見たプレーヤーから手番開始です。手番は以下の行程で進行します。

1.【補充】
  ↓
2.【継承】
  ↓
3.【行動】
  ↓
 手番交代

以下それぞれの説明。


・【補充】
【江湖】に侠客カードが3枚置かれるように山札から補充します。山札が無くなれば、この行程はスキップされます。 (準備に含まれるため最初の手番では行われません。)


・【継承】
任意の奥義チップ1つを、【系譜】に配置された矢印が繋がっているかつ奥義と同じ【奥義記号】が記された侠客カードに移動させる。移動は下層【弟子】か横【義兄弟】にしかできない。基本上流には戻りません。移動できる場所が無い時のみこの行程をスキップしても良い。また、1枚の侠客カードの上に乗せられるのは奥義チップ1個まで。 (互いの最初の手番ではカードが配置されていないためスキップされます)
- 以下一例 -


このように、開祖の弟子に太極の奥義を継承可能な侠客と剣技の奥義を継承可能な侠客が配置されいる場合。

太極の奥義を弟子に継承する。

または、剣技の奥義を継承する。
ことができます。
一度の手番につき1つしか移動できません。


・【行動】
以下のうち1つのアクションを1回実行します。

「入門」 「決闘」 「破門」

以下それぞれの説明。

▼入門
【江湖】に並べられた侠客カード1枚を取り、【系譜】に配置された開祖カードまたは任意の侠客カードの下側に記された矢印の方向に配置する。
- 以下入門の例 -


このように初期の段階では、開祖カードから下3箇所への配置が可能。


ゲームが進行するとこのように配置可能箇所が変化します。
高得点を獲得するために下へのルートを確保することを意識して配置すると良いでしょう。


また、配置は下4階層まで配置できます。この階層のことを下に進むごとにそれぞれ【第一世代】【第二世代】【第三世代】【第四世代】と呼称します。横側への配置に制限はありません。横並びを【義兄弟】と呼称します。注)矢印同士が反発し合う→←のような配置は出来ません。


▼決闘
決闘ミニカードを裏側にして【決闘】を宣言します。既に裏側の時はゲームから取り除かれます。【決闘】はゲーム中互いに2回づつしかできません。


【決闘】を宣言したプレーヤーは、自分の【系譜】上で1枚侠客カードを指定し、相手の同じ【世代】の侠客カードを指定します。この2つの【武功】の数値を比べ、小さい方がゲームから取り除かれます。同じならば、両方が取り除かれます。
- 以下決闘の一例 -

二世代目武功2の弟子で相手の二世代目武功1の弟子に挑む場合。


相手の武功1の弟子がゲームから取り除かれます。
上に置いてあった奥義は開祖カードの上に戻ります。

また、指定された侠客カードと矢印で繋がった【義兄弟】の侠客カードに【内功】があった場合、その数値を足して比べます。注)【義兄弟】も決闘に加わるため、結果によっては敗北側が一度に 2枚取り除かれたり、2枚vs2枚の引分けで4枚取り除かれる場合があります。数値が勝った方が全て残り、劣っている方が全て取り除かれます。
- 以下義兄弟を交えた決闘の例 -

武功3の弟子が決闘に挑み、隣の内功2の義兄弟から支援を受け、
合計5の力で決闘に挑むとします。

相手の武功1の弟子を相手に指定した場合。
右側の義兄弟から+3の支援を受け、
左側の義兄弟からは内功の支援が無く、
合計4となる。
この場合負けた側は決闘に加わった3枚がゲームから取り除かれる。内功が無く支援できなかった義兄弟も取り除かれます。

もしも、武功4の弟子を指定した場合。
両隣の義兄弟からそれぞれ +2 +3 の支援を受けます。
合計9となり、決闘を挑んだ側が敗北し2枚ともゲームから取り除かれてしまいます。

このように、挑む弟子と相手に指定する弟子は
配置によって合計値が激変する場合があり、
慎重に相手を選ばなくてはなりません。
武侠作品では、強い侠客が弱い義兄弟を守るために
凡庸な相手から深手を負わされる場面が多々あります。
誰を相手に選ぶかはとても重要なのです。


▼破門
自分の【系譜】に配置された侠客カードをゲームから取り除きます。
奥義の継承ルートを整備したい時やパスの代わりなどにこのアクションを選択します。

いずれかのアクションを終えたら手番終了です。相手の手番となります。


■終了条件
山札が無くなり【江湖】のカードも無くなった時、互いに【継承】の行程を1度づつ実行して終了となります。


■勝利点の計算
奥義チップが置かれた場所によって点数が加算されます。

【開祖カードの上】 -1点
【第一世代】+1点
【第二世代】+2点
【第三世代】+3点
【第四世代】+4点

合計値が高かった側が勝利です。
- 以下得点計算の一例 -





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著作/ShownanRocketiaz 2012