〜エーオーアイ ザ・ベスト〜


第1回 ザ・コクピット


毎年終戦記念日には戦争関連でなにかしようという事で、
エーオーアイさんは2003年の終戦記念日も例に漏れず
1ネタ考えていたところ、松本零士の話題を目にしたので、
そこで氏の名作ザ・コクピットを思い出しました。
勢いでアニメ3部作をレンタルし今年の終戦記念日鑑賞会と相成りました、
どうせならということでこの場で作品紹介をしようかと思う次第です。

第一話 成層圏気流


ドイツ空軍のフォッケ乗りであった一人の男が、
昔の恩師とその娘が開発した核爆弾を輸送しようというお話。
見所はなんといっても娘さんとT152、萌えと燃えがよく交えた
作品であると思う。 




主人公の元フォッケウルフ乗り。
V2ロケットが飛び発つのを見て、長距離ミサイル時代の
到来を予感し言う

「嫌な時代だ… 人間は銃剣で渡り合うところぐらいで止めておくべきだったと思うよ」


T152の勇姿! ラストバトルでのジェット噴射も見所の1つ


博士の娘。 ただただ美しい… ガスマスク姿を見るとなにか目覚めてしまいそうなのは私だけかっ?!
この話での萌えパートを担う。

核爆弾輸送を護衛することとなった主人公の決断は是非とも自分の目で確かめてほしい。




第ニ話 音速雷撃隊

二次大戦末期、世に言う人間爆弾を決行した日本軍のお話、
一部では松本作品でもっとも重いテーマに挑んだ作品であると言われている。
特攻隊の主人公の心理、一式陸攻乗員たち葛藤、米軍の人間爆弾への恐怖、
そして彼ら死に急ぐ者たちを撫でるがごとくの琴を弾く女、 見所満載である。
ちなみにメカはカトキハジメ氏が担当しているだけあり作画も光っている




偶然特攻隊から帰還する主人公(一升瓶と重なってる人)、
それも束の間、翌日には次の特攻隊に編入され
目標近辺まで輸送をしてもらう一式陸攻の乗員たちと最後の夜
を飲み明かす。



死に急ぐ主人公に対し一式陸攻乗員の長が言う
「決死の覚悟と必死ではちゃいまっせ!」


琴を弾く女。 原作以上の存在感、松本女性キャラはアニメ用に
書き起こされると冴えるなあ 原作は見分けが(以下略)。




カトキハジメ氏が手掛けただけありメカ的な見所は満載。
それだけでも一件の価値がある。



桜花特攻!命輝くその一瞬、機体は一陣の矢となり敵空母へ直撃
「狂ってる 敵も味方もみんな狂ってる」
まさに終戦の日に見るに相応しい内容でした、まだの方はレンタル屋へダッシュ





第三話 鉄の竜騎兵

日本軍側車兵と元レーサーの日本兵のお話。
溢れんばかりの側車の魅力を堪能できる作品



元レーサーの日本兵、実に豪快、
松本零士そっくり


側車兵の少年兵、彼が報告にやってくるところからすべては始まる。


出会い、そして側車で味方の基地まで走る二人




米軍のバイク兵と遭遇、手に汗握るバトル



自分の決めたゴールへと走る男、だが…


「これがレースならヤツは優勝している、
レースならゴールから弾が飛んでくることはないのだから」



今も男たちの魂はそこに存在する。

まさに男なら魂が震える作品です、まだの方は是非ご覧あれ!