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■■■■■■ 目次 ■■■■■■
・事前工作
・用語
・ゲームの準備
・ゲーム終了条件
・ゲームの進行
・攻撃処理
・区画への被害
・部隊全滅判定
・カード
・決戦
・長安の占領
・帰還処理
・山札
・ラウンドイベント
・天水攻略イベント
・地形効果
・補足
・エンディング
■■■■■■■■■■■■■■■■
■事前工作
ゲーム前にコンポーネントを使用できる状態にするため以下の作業を行う。
・旗紙を灰色の点線に沿って横にカッティングしていく。
・カットした旗の裏面の両面テープを剥がし、楊枝をはさんで旗を1つ折りに接着する。
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・曹(裏は司馬)と諸葛の旗も同様に裏面のテープを剥がし、楊枝をはさんで接着する。
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上記の要領で合計32本の旗を作成する。
・コマ類全て切り取りとる。表面が滑るためカッターではなくよく切れるハサミを推奨。
表面のラミネート材を剥がさず下地のウレタン材ごと切り取る。
蜀軍本陣コマ1個 魏軍本陣コマ2個 蜀軍別動隊コマ1個 魏軍別動隊コマ1個
守備兵コマ(蜀軍占領マーカー)8個 作成する。
■用語
【VP】
勝利点。蜀の民衆からの支持率を表す。ゲーム終了時この大きさでエンディングが分岐する。
【成功値】
3+ 4+ 5+ などの数値。ダイスロールで数値以上の出目で成功判定になる。
【攻撃回数】
攻撃時にダイスを振る数。コマや旗に描かれた立方体の数が攻撃回数を表している。
【兵糧消費】
兵糧が減少することを表す。兵糧消費1は兵糧1消費。
【地域と道】
丸いマスが地域を表し、四角いマスが道を表す。四角いマスはコマ1つまでしか入れない。
【D3】
三面体ダイスを振ることを表す。6面体ダイスで出目12を1、34を2、56を3として代用する。
【被害】
攻撃を受けた時などに生じる損害を表す。ダイスを置き蓄積を表現するとよい。
兵力(白い数値)と同じだけ蓄積すると全滅する。
【部隊】
漢字一文字と成功値などが記された旗を部隊と呼称する。曹(裏は司馬)と諸葛の旗は本営と呼称する。
【本陣と区画】
区画に編成された部隊が省略されたものがボード上の本陣コマである。
本陣コマの受ける被害は区画で処理される。
【魏国防圏】
ボード上紫掛かった領域を魏国の影響が大きい場所として扱う。
この領域に入ると魏軍が動き、この領域で占領を行ってもラウンドをまたいで取り返される。
■ゲームの準備
ボードを開いて場に置く。
全てのカードをシャッフルして山札を作りボードの手前に置く。
(以後ゲーム中捨て札が生じる時は山札の横に表側で積む)
ボードの横あたりに捕虜スペースを確保する。ゲーム中両軍の捕虜はここに積まれる。
ボード上の下部、ラウンド・兵糧・VPの開始マスにそれぞれマーカーを置く。
(以後ゲーム中それぞれの項目で増減がある場合はマーカーを動かして提示する)
守備兵コマ全てをボード上の地名に該当するマスに置く。
蜀軍本陣コマを漢中に、魏軍本陣コマを長安に置く。
ボードの隣に下図のようにベースを配置する
□ 本営
□□□ 区画 ↑魏軍
□□□ 区画 ↓蜀軍
□ 本営
上4つ魏軍 下4つを蜀軍のベースとする。
横一列に3つ並んだベースをそれぞれを区画とし、
左から左翼・中央・右翼と呼称する。
(魏軍区画と蜀軍区画の間に 区画表示マーカーを使うとよい)
区画の手前あるいは奥のベース1つをそれぞれ
本営区画とする。
・部隊編成
蜀軍部隊【姜】のみ場の端に置き、(これは後のイベントで編入する)
他全ての蜀軍部隊を任意に配分し蜀軍の区画に配置(楊枝の先を刺す)する。
蜀軍本営を蜀軍側の本営区画に配置する。
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魏軍部隊【戴】【秦】【費】を場の端に置き、(これは後増援として編入する)
他全ての魏軍部隊を数が可能な限り均等になるように配分し魏軍の区画に配置する。
魏軍本営【曹】(表側)を魏軍側の本営区画に配置する。
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・別動隊の編成
部隊編成された蜀軍部隊の中から別動隊の部隊長と副官を任命できる。
任命された部隊は区画から外し、ボードの手前に提示しておき、
蜀軍別動隊コマを漢中に置く。
(副官を任命せず部隊長だけで編成してもよいし別動隊自体を編成しなくてもよい)
部隊編成された魏軍部隊から最もナンバーが大きい数値の部隊を
魏軍別動隊の部隊長に任命し、その部隊は区画から外しボード横に提示しておき、
魏軍別動隊コマ(表側)を長安に置く。
最後に山札から2枚カードを引き手札にしてゲームスタート。
■ゲーム終了条件
・
5ラウンドが終了し帰還処理を行ったら終了。
獲得VPごとにエンディングが決まる(
後述)
・
長安に蜀軍占領マーカーが置かれ帰還処理を途中まで行い終了。
獲得VPごとにエンディングが決まる(
後述)
・
蜀軍本営が全滅したら敗北しゲーム終了。
・
兵糧が0になったら即時敗北となりゲーム終了。
■ゲームの進行
ゲーム進行は以下の順に実行する。
1.各ラウンド開始時にラウンドイベント(
後述)を処理する。
2.続いて蜀軍本陣を漢中から1マス進める。
(この移動はアクションに含まないため兵糧消費しない)
これは諸葛亮が北伐をどのルートを選んで開始するかを表している。
3.ここからターン開始。
蜀軍ターンと魏軍ターンを交互に繰り返し、帰還処理(
後述)を行うことで次のラウンドに移る。
蜀軍ターンは蜀軍本陣コマと蜀軍別動隊コマに
それぞれ以下のアクションの中から1つづつ実行する。
▼蜀軍本陣コマ用アクション
・
【移動】蜀軍本陣コマを魏軍のコマや守備兵がいない隣接するマスに移動させる。
・
【攻撃】蜀軍本陣コマのいるマスから隣接するマスにいる魏軍コマか守備兵あるいは両方
または一部に攻撃を実行する。(
処理は後述)
攻撃後対象のマスに魏軍や守備兵がいなくなれば蜀軍本陣コマをそのマスに移動してもよい。
・
【分隊】ラウンド中1度だけ蜀軍本陣が地域マスにいて蜀軍別動隊がボード上に存在しない時実行できる。
蜀軍区画に配置された部隊の中から部隊長(必要なら副官も)を任命して
該当の部隊をベースから外しボードの手前に提示しておき、
蜀軍本陣と同じマスに新たに蜀軍別動隊コマを配置する。
この蜀軍別動隊コマは直ちにアクションを実行することもできる。
・
【再編成】各蜀軍区画に配置されてる部隊を任意の配分で再配置する。
・
【待機】何もしない
上記いずれかのアクションを実行した時、兵糧消費1。
▼蜀軍別動隊コマ用アクション
・
【移動】蜀軍別動隊コマを魏軍のコマや守備兵がいない隣接するマスに2度まで移動させる。
・
【攻撃】蜀軍別動隊コマのいるマスから隣接するマスにいる魏軍コマか守備兵あるいは両方
または一部に攻撃を実行する。(
処理は後述)
攻撃後対象のマスに魏軍や守備兵がいなくなれば蜀軍別動隊コマをそのマスに移動してもよい。
・
【釘付け】ダイスロールを行い、部隊長の成功値以上の出目が出た時成功、蜀軍別動隊コマに
隣接するマスにいる魏軍のコマ1つを裏返し釘付け状態にする。
ダイスロール時副官を任命してあった場合、失敗した出目を振り直す事ができる。
この振り直しの成功値は副官の成功値を使用する。
・
【撤退】別動隊コマをボード上から取り除き、部隊長と副官に任命した部隊を漢中に置く。
・
【待機】何もしない
▼カードドロー
・
兵糧消費1でターン中いつでも実行できる。山札から1枚引き、手札が2枚になるように捨て札にする。
これはアクションとして扱わないため兵糧消費ができる限りターン中何度でも実行できる。
蜀軍本陣コマは必ずアクションを実行しなくてはならないが、
蜀軍別動隊コマはボード上に存在しなければ実行しなくてもよい。
蜀軍本陣コマと蜀軍別動隊コマのアクションは任意の順番で実行してよい。
また、蜀軍別動隊コマのアクションは兵糧消費が起きない。
アクションを実行し終えたら
手札が2枚になるように山札からカードを引き
魏軍ターンとなる。
魏軍ターンは魏軍本陣コマと魏軍別動隊コマはコマに表記されてる
英数字(Ⅰ~Ⅲ)の少ない順に
それぞれ以下のアクションを1つづつ実行する。
▽魏軍本陣コマ用アクション
1.
【復帰】魏軍本陣コマが釘付け状態の時実行。魏軍本陣コマをひっくり返し通常状態となる。
2.
【攻撃】魏軍本陣コマに隣接するマスにいる蜀軍コマに攻撃を実行する。(
処理は後述)
3.
【移動】魏国防圏に蜀軍コマがいる場合実行する。蜀軍コマに近づくように魏軍本陣コマを1マス移動する。
蜀軍コマや蜀軍占領マーカーがあるマスには移動できない。道より地域に優先して移動する。
4.
【待機】何もしない
上記1~4の順で可能なアクションを優先して1つ実行する。
▽魏軍別動隊コマ用アクション
1.
【復帰】魏軍別動隊コマが釘付け状態の時実行。魏軍別動隊コマをひっくり返し通常状態となる。
2.
【攻撃】魏軍別動隊コマに隣接するマスにいる蜀軍コマに攻撃を実行する。(
処理は後述)
3.
【移動】魏国防圏に蜀軍コマがいる場合実行する。蜀軍コマに近づくように魏軍別動隊コマを2マスまで移動する。
蜀軍コマや蜀軍占領マーカーがあるマスには移動できない。道より地域に優先して移動する。
4.
【待機】何もしない
上記1~4の順で可能なアクションを優先して1つ実行する。
魏軍本営によって行動方針に以下の差異がある。
・
魏軍本営【曹】の場合
魏国防圏に蜀軍本陣と蜀軍別動隊が両方いた場合、
蜀軍別動隊にむかって移動する。
攻撃対象は蜀軍別動隊を優先する。
攻撃実行後、蜀軍コマがいなくなればそのマスに移動する。占領マーカーや他の蜀軍コマがある場合は移動できない。
・
魏軍本営【司馬】の場合
魏国防圏に蜀軍本陣と蜀軍別動隊が両方いた場合、
蜀軍本陣にむかって移動する。
攻撃対象は蜀軍本陣を優先する。
攻撃実行後、蜀軍コマがいなくなっても移動しない。
▽魏軍本陣と魏軍別動隊が全滅していた場合
魏軍本陣と魏軍別動隊の両方あるいは片方が全滅してボード上にコマが存在していない場合
魏軍ターン開始時に再編成を行い長安に新たな魏軍本陣コマと魏軍別動隊コマが置かれる。
新たに置かれたコマは
このターン中アクション実行できない。
・
魏軍本陣の再編成
長安に置かれた全ての部隊を魏軍区画に加え、可能な限り均等になるように各区画に部隊を配置し、
魏軍本陣コマ(表側)を長安に置く。
・
魏軍別動隊の再編成
魏軍区画の魏軍部隊から最もナンバーが大きい数値の部隊を
魏軍別動隊の部隊長に任命し、その部隊はベースから外しボード横に提示しておき、
魏軍別動隊コマ(表側)を長安に置く。
アクションを実行し終えたら蜀軍ターンとなる。
■攻撃処理
攻撃は対象によって以下のように処理が異なる。
・
本陣→別動隊
5個のダイスロール(5回攻撃)を行い、本陣コマの成功値以上の出目で成功。
成功した数だけ別動隊に被害を与える。
3被害蓄積すると別動隊コマは全滅しボード上から取り除かれ部隊全滅判定を行う(
全滅判定は後述)。
・
別動隊→本陣
3個のダイスロール(3回攻撃)を行い、部隊長の成功値以上の出目で成功。
副官も任命していた場合は失敗した出目を振り直し副官の成功値で成功判定する。
成功した数だけ本陣に被害を与えるが、その被害は区画へと生じる(
区画への被害処理は後述)
・
別動隊→別動隊
3個のダイスロール(3回攻撃)を行い、部隊長の成功値以上の出目で成功。
副官も任命していた場合は失敗した出目を振り直し副官の成功値で成功判定する。
成功した数だけ攻撃対象の別動隊に被害を与える。
3被害蓄積すると別動隊コマは全滅しボード上から取り除かれ部隊全滅判定を行う(
全滅判定は後述)。
・
本陣→守備兵
5個のダイスロール(5回攻撃)を行い、本陣コマの成功値以上の出目で成功。
成功した数だけ守備兵に被害を与える。守備兵に表記されてる数値以上の被害が蓄積されると
守備兵コマは裏返り蜀軍占領マーカーに変わる。
ダイスロール失敗した数は逆に本陣に被害を与えるが、その被害は区画へと生じる(
区画への被害処理は後述)
・
別動隊→守備兵
3個のダイスロール(3回攻撃)を行い、部隊長の成功値以上の出目で成功。
副官も任命していた場合は失敗した出目を振り直し副官の成功値で成功判定する。
成功した数だけ守備兵に被害を与える。守備兵に表記されてる数値以上の被害が蓄積されると
守備兵コマは裏返り蜀軍占領マーカーに変わる。
ダイスロール失敗した数は逆に別動隊が被害を受ける。
3被害蓄積すると別動隊コマは全滅しボード上から取り除かれ部隊全滅判定を行う(
全滅判定は後述)。
・
本陣→本陣
決戦に移行する。(
後述)
■区画への被害
本陣が攻撃などを受け区画に被害が生じる時は以下のように処理する。
蜀軍区画に被害が生じる場合、
右翼 中央 左翼 の任意の区画に被害を割り振って良い。
1つの区画が
3被害を越えるごとにその区画の任意の1部隊が全滅し
ベースから取り除かれ部隊全滅判定を行う(
全滅判定は後述)。
3被害目を越える被害はその区画に蓄積される。
部隊が1つも無い区画に被害を割り当てる場合、本営が代わりに被害を受ける。
本営に3被害蓄積されると蜀軍全滅となりゲーム終了。
魏軍区画に被害が生じる場合、
同様に右翼 中央 左翼 へ可能な限り均等に割り振る。
1つの区画が3被害を越えるごとにその区画の
一番低いナンバーの1部隊が全滅し
ベースから取り除かれ部隊全滅判定を行う(
全滅判定は後述)。
3被害目を越える被害はその区画に蓄積される。
部隊が1つも無い区画に被害を割り当てる場合、本営が代わりに被害を受ける。
本営に3被害蓄積されると魏軍本陣全滅となりボード上から魏軍本陣コマを取り除く。
本営のみ被害蓄積を取り除く。
■部隊全滅判定
区画の部隊が取除かれ部隊全滅判定を行う場合、
2個のダイスロールを行いその出目の合計値が
3以下なら戦死しその部隊はゲームから取り除かれる。
4~7は捕えられその部隊は捕虜スペースに置かれる。
8以上なら逃走に成功しその部隊が蜀軍なら漢中、魏軍なら長安に置かれる。
別動隊コマが取除かれ部隊全滅判定を行う場合は、
部隊長と副官に対して上記と同様のダイスロール判定を行う。
■カード
手札のカードは上部に決戦時に使う効果、下部に指定された時に使う効果と永続的な効果が
表記されている。 【捨】のアイコンがある効果は使用後にこのカードを捨札とする。
■決戦
本陣が本陣に攻撃を行った時、ゲーム進行を一時停止し
決戦の処理を行う。決戦の終了後ゲーム進行を再開する。
決戦の進行は両軍いずれかの本営が全滅か蜀軍が退却を実行するまで以下を繰り返す。
以下それぞれの解説
【カード補充】
手札が2枚になるように山札からカードを引く。
【アクション決定】
手札2枚のうち1枚を選び決戦アクションに指定する。
この時もう一枚の手札の手札効果を使用することもできる。
(決戦アクションを指定したカードの手札効果は使用できない)
【攻撃の処理】
決戦アクションに指定したカードの上部の表記に従って区画で攻撃の処理を行う。
蜀軍アクションと魏軍アクションに分かれているがどちらから先に行ってもよい。
・
区画の攻撃処理
区画に配置されている部隊ごとに攻撃を行う。
1部隊1ダイスロール(1回攻撃)を行いその部隊の成功値で判定し成功したら
正面の敵区画に1被害を与える。
複数の同じ成功値の部隊がいればまとめてダイスロールするとよいだろう。
攻撃を行う区画に部隊がいない場合、本営が代わりに攻撃を行う。
その場合3ダイスロール(3回攻撃)を行い、本営の成功値を使用する。
この工程では両軍が一斉に攻撃を行うことを表現するため
被害の算出は行っても実際に適用はせず次の行程へと移る。
【被害処理】
攻撃の処理で決定した両軍の被害をこの工程で一斉に適用する。
前述の"
区画への被害"同様に、1つの区画で3被害受けるごとに1部隊の全滅処理を行う。
区画に部隊がいない場合は本営が被害を受け、本営に3被害蓄積すると
蜀軍本営の場合は全滅となりゲーム終了、魏軍本営の場合は本営全滅となり
ボード上から魏軍本陣コマを取除き、
魏軍本営の被害を取除いて決戦は終了しゲーム進行を再開する。
本営が全滅していなければ再び カード補充の行程に戻り処理を繰り返す。
・
【退却】
蜀軍は決戦アクションを行う代わりに退却を実行できる。
この際、魏軍の攻撃の処理と、被害処理を行った後に決戦は終了し
蜀軍本陣は魏軍本陣から
遠のくように1マス移動し兵糧消費1。
ゲーム進行に戻る。
魏軍や守備兵がいて移動できるマスがない場合は退却できない。
■長安の占領
長安の守備兵を攻撃し蜀軍占領マーカーに変えた時点で直ちに
帰還処理(
後述)を
途中まで行いゲーム終了する。
■帰還処理
蜀軍本陣コマが
漢中のマスに戻ると必ず帰還処理が行われる。
帰還処理は以下の順に処理する。
1.このラウンド中1回以上魏軍本営を全滅させ魏軍本陣をボード上から取り除いたら
+1VP。
取り除いてなかったら
-2VP。
2.このラウンド中に守備兵を
蜀軍占領マーカーに替えた全地域に描かれた
龍のマークの数だけVPを獲得。
ラウンド5の帰還処理あるいは長安に蜀軍占領マーカーを置いたならここでゲーム終了。
3.
魏国防圏の蜀軍占領マーカーを全て裏返して
守備兵に変える。
4.捕虜スペースに積まれた両軍の部隊を
1:1の割合で解放する。組合せは任意。
解放された部隊は蜀軍なら漢中に、魏軍なら長安に置かれる。
1:1にあぶれた部隊は引き続き捕虜スペースに置かれ続ける。
5.両軍の
区画と本営の被害を取り除く。
6.ボード上の別動隊コマを取除き、漢中に置かれた部隊と部隊長と副官の部隊を回収し
任意の蜀軍区画の編成に組み込む。
新たに部隊長を任命し(副官も任命できる)蜀軍別動隊コマを漢中に置いてもよい。
長安に置かれた部隊を可能な限り均等に魏軍区画に組み込む。
魏軍区画内の部隊で最もナンバーが高い部隊を部隊長に任命し魏軍別動隊コマを長安に置く。
7.
兵糧を10にする。
8.ラウンドマ-カーを進め 次のラウンドに移る。
■山札
カードを引き
山札が尽きた時、直ちに兵糧消費1。
その後、捨札をシャッフルし再び山札を形成する。
山札が尽きた時の兵糧消費はゲーム進行時・決戦時問わず起きる。
■ラウンドイベント
ラウンド開始時に起きるイベント。それぞれ以下のように処理する
【第1ラウンド】
安定 南安 天水 の守備兵に
D3の被害を与える。
これは第一次北伐時に安定 南安 天水の政情が不安定であったことを表している。
【第2ラウンド】
蜀軍部隊
【馬】(下部に"二×"と表記がある方)をゲームから取り除く。
これは、泣いて馬謖を斬るでお馴染みの馬謖処刑を表している。
【第3ラウンド】
このラウンドは
兵糧5になった時、強制的に帰還処理を行う。
これは三國志演技の北伐時に劉禅から臨時に帰国命令を出された件
あるいは李厳による兵糧輸送の遅延で撤退する蜀軍を表している。
【第4ラウンド】
蜀軍部隊
【趙】をゲームから取り除く。
増援として魏軍部隊に
【戴】【秦】【費】を加え魏軍区画の編成に組み込む。(可能な限り均等に)
以後、魏軍本営を裏面の
【司馬】に変更し魏軍本陣コマも【司馬】を使用する。
これらは、名将趙雲の寿命と曹真の病死、そして司馬懿が増援を引き連れ
総司令官に就任したことを表している。
【第5ラウンド】
蜀軍本営に
被害2を与える。
これは諸葛亮の寿命が近いことを表している。
■天水攻略イベント
ゲーム中はじめて天水に蜀軍占領マーカーを置いた時、
部隊
【姜】を漢中に置く。
次のラウンドから蜀軍部隊として区画に編成できる。
これは諸葛亮の天水攻略時に姜維が蜀軍に降伏したことを表している。
■地形効果

【道】四角いマス。コマ1つまでしか進入できない。

【地域】円形のマス。コマいくつでも侵入できる。

【城塞】このアイコンがある地域の守備兵を攻撃する時、攻撃ダイスロールの出目ー1。

【補給基地】蜀軍本陣コマがこのアイコンがある地域で移動アクションを実行する時、兵糧消費をしない。

【難所】蜀軍本陣コマがこのアイコンがある地域でアクションを実行する時、追加で兵糧消費1。
■補足
・アビリティによる補正で区画の攻撃回数や出目の修正を行う場合、区画にいる部隊それぞれに修正が掛かる。
例)攻撃を行う区画に成功値3+の部隊1つと成功値4+の部隊2ついてアビリティで
攻撃回数+1 出目+1 の修正をかける場合。
成功値2+のダイスロール2回 と 成功値3+のダイスロール4回 を行う。
・アビリティや副官の効果でリロールされたダイスを更に他の効果でリロールすることはできない。
・複数の効果による出目の補正は重複する。
・蜀軍コマの攻撃アクション実行時、1つ目の実行を終えた後、続けて次の対象を攻撃するかやめるか決めて良い。
・魏軍国防圏に蜀軍コマが入ってなくても、隣接している場合は魏軍コマから攻撃してくる。
・決戦からゲーム進行に戻る時、いずれのターンか忘れがちなので区画表示マーカーの
中央マーカーを使い、攻撃実行側に矢印を向けるとよい。
・蜀軍ターンの最初に蜀軍別動隊コマのアクションの結果、蜀軍別動隊コマが取り除かれた後、
蜀軍本陣コマの分隊アクションで新たな蜀軍別動隊コマを配置した場合、
この新たな蜀軍別動隊コマは即時にアクションを実行できる。
通常蜀軍別動隊コマは1ターン中1度のアクションが実行可能だが、
分隊後の即時アクションは例外である。
■エンディング
第5ラウンド終了あるいは長安に蜀軍占領マーカーが置かれてゲーム終了した場合の
VPによって以下の結末となる。
0~5VP 【超BADエンド】
調子に乗って出師の表を書き蜀民を熱狂させたものの、
北伐の成果は振るわず悪戯に蜀を疲弊させる結果に終わった。
やはり夷陵の戦いで失った歴戦の将と兵は大きく、
北伐を戦い抜くには不十分な備えだったのだ。その後
益州閥の暗躍により諸葛亮は降ろされ次第に蜀内部は分裂、
その隙を突かれ魏に攻め滅ぼされました。
6~12VP 【BADエンド】
北伐は一定の戦果こそ挙げたが、
漢朝復興の目標に酔いしれていた蜀民の期待に副えるものではなかった。
出師マニュフェストを不十分に実行した諸葛亮の支持率は低下し、
それでも続けざるを得ない北伐を継続し
この後も第12次まで決行したが、
圧迫する軍備に民は萎えに萎えて次第に戦意は失われ
緩やかに蜀の国力は衰えていった。
13~18VP 【NORMALエンド】
度重なる出征により、蜀漢の影響力は北へ大きく広がった。
益州を固め涼州と雍州の過半をおさえたことにより、
蜀は魏や呉と同等の地盤を得た。ここからが真の三国時代の幕開けである。
この後すぐに諸葛亮は天寿を全うし、
後事は自身のクローンロボットである楊儀と弟子の姜維などに託された。
19~21VP 【GOODエンド】
うっかり出師の表で大風呂敷を広げてしまった諸葛亮であったが、
万事ことが上手く行き、
蜀民からは章武始まって以来のファンタジスタと讃えられた。
その後、自身の寿命を知った
諸葛亮は七星の儀式を完全な形で執行し延命に成功する。
蜀漢の勢力は雍州全域に及び、
続く戦いも改心した魏延や馬岱 李厳といった歴戦の勇士の活躍により
魏を滅ぼし中原にまで蜀漢の
勢力圏となった。
22VP以上 【神エンド】
全ての事象は約束されていたが如く奇跡的な戦果を挙げた。
だが、その奇跡は余りに危険なものであり、
これまでひた隠ししていた事実が明るみとなってしまった。
そう、諸葛亮は妖怪だったのだ。
もはや人のフリをやめ十尾の諸葛は人心を操り中国を支配した。
その後、不死の兵団を造り上げシルクロードを渡りローマ帝国を滅ぼし、
西欧に暗黒時代をもたらした。